5.頑張れ!!、民主党 (平成11年4月22日、7月19日、10月7日、、18年5月31日、21年11月12日)

 平成17年9月22日の修正で、従来のページ名を「私と政治との関わり」から「頑張れ!!、民主党」に変更しました。「二大政党」を目指して、更には「政権交代」を応援するページです。私は思想的には“中道・左派”で典型的「無党派層」ですが、選挙に関心が高く、投票を棄権した事がありません。投票率100%です。最近は「民主党」に投票する事が多く、“隠れ民主党”的存在です(笑)。


新進党の解党と民主党への収斂

 平成6年(1994年)12月10日、新進党が結党された時、果たして何時まで持つか?1年か2年か?何れにしろ消滅は時間の問題と直感していました。結成に参加した旧政党がそれぞれ問題を抱えていたからです。党勢が拡張している間は良いが、勢いが停滞したらプロ野球の「阪神タイガース」同様ウミが噴出する筈だからです。
 旧政党の抱える問題とは @旧新生党は小沢一郎氏対反小沢の確執、 A旧民社党は上部団体の連合が支援する政党が又裂き状態、 B旧日本新党は細川氏を含め全員が衆議院に関しては初当選の新人議員、“猿でも当選する”と言われた日本新党ブームという超追い風でトップ当選した新人達、 C旧公明党は大きな問題では無いが上部団体の創価学会との「政教分離」問題、等です。
 果たしてその通りで結局3年で幕を閉じました。分裂のきっかけはこの夏の参院選挙を巡る公明との協議(公明は今夏の参院選挙の比例代表選挙を独自に闘いたいとの要望で協議してきた)が不調に終わり、まず公明系参議院の分党を決定し、次いで小沢一郎党首はかねて寄り合い所帯で意のままにならない党運営を円滑に進めたいとの思惑から純化策を打ち出し、新進党を一旦解散し改めて議員を選別し新党を結成する決定を下しました。いわば排除の論理であり、これが政党のビッグバンとなったのです。この後離合集散を繰り返し新「民主党」へ収束して来ました。

民主党への期待は高い

 平成10年3月24日報道の日本経済新聞社が実施した無作為3000人のアンケート調査では、支持政党の項目では1位自由民主党31%に対し2位民主党19%となっています。新進党結党直後では14%だったのと比べると新「民主党」結党前に関わらず、民主党に対する期待はかなり高いと思われます。ポスト橋本の項目でも管直人党首がトップになっています。
 新進党と同じ寄り合い所帯ではあるが、同じ間違いを起こさず、旧政党の垣根を取り去り、小異を捨てて大同に着き、支持母体の利益のみ考えず、政権を担える健全政党に発展して欲しいものです。不安な面も早速出て来ています。人事を理由に民政党から数人の議員が新「民主党」への参加を取り止めています。彼らは何れ自由民主党に入党・復党するのでしょう。又参議院の候補者調整が不調に終わり、同じ選挙区から総評系と同盟系で2人立候補する選挙区も出ています。共倒れするのは目に見えています。このままでは自由民主党が一人勝ちしてしまいます。当事者は目を覚まして欲しいものです。時には捨て石が必要です。
 ともあれ平成10年4月27日に新「民主党」が正式発足しました。唯一の大政党となった自由民主党の独走にブレーキを掛ける意味でも、対抗勢力が必要です。民主党に期待しています。

民主党の今後

 今回の参議院選挙では無党派層が自由民主党に対する批判票を投じた為、民主党が躍進しました。複数立候補した選挙区でも共倒れでなく複数当選しました。民主党の今後を占う選挙でしたが、結果は上々でした。でもこれは民主党が躍進したというよりも、自由民主党が勝手に転んだというのが近いでしょう。これに驕ることなく地道に党勢の拡大と地方組織の統合に務め次回の衆議院選挙に臨んで欲しいですね。
 平成10年8月4日報道の日本経済新聞社が実施した世論調査では、政党支持率で1位民主党28.2%、2位自由民主党28.0%、以下共産党、社民党、公明、自由党と続いていて、遂に1位に躍進しました。

民主党の低迷から再生なるか

 菅直人前党首の女性問題をきっかけに民主党の支持率は急低下し、今や風前の灯火です。しかも「国旗・国歌法案」で投票が分かれ、又党首選挙での憲法論議を通じて改憲派と護憲派とイデオロギーの広さを改めて明確に印象付ける事になりました。出身政党が自由民主党から旧社会党出身者迄幅広い思想・信条の持ち主が集っていて、いわば寄り合い所帯で選挙目的の互助会政党です。これらを束ねる接着剤となっているのが、「反自民」の看板です。それも支持率が高ければこそですが、選挙で勝てなければ接着剤が効かなくなります。といっても保守系の大半は選挙区の事情で自由民主党に戻る訳にもいかないのが実情です。中道・革新系の人も結束した方が有利なので、当面はこのまま推移する事でしょう。鳩山新体制となって支持率が回復するのを待つだけです。

民主党と自由党が合併し新“民主党”誕生 平成15年10月20日

 去る9月24日、民主党と自由党が合併し、衆参国会議員204名で新“民主党”誕生しました。民主党と自由党が合流となると、名前は「民主自由党」或いは「自由民主党」と自民党の一部議員から揶揄されますが、自由民主党に代わり得る政党として期待したい。米国では民主党と共和党、英国では保守党と労働党、がしのぎをけずってきた。日本でも今までの自民党の独裁体制を終焉させ、2大政党が拮抗して、緊張状態で政治を行って欲しい。

民主党代表、管直人氏から岡田克也氏に交代 平成16年 5月18日

 民主党は、国民年金未納問題等での、党内混乱の責任をとって管直人氏が代表を辞任。代わって小沢一郎代表代行が党内の多数の意見に押される形で、代表昇格が決定した。共に昨秋の衆議院総選挙で「民主党の顔、二大看板」として戦って党を躍進させた功労者である。
 かつては40歳台の若さで自民党の幹事長を経験し将来の総裁候補と目されてきた。自民党を離党した後は、新生党→新進党→自由党→民主党と、政界再編成・合従連衡を渡り歩いてきた。昨年9月、自由党が民主党と合流してからは、暫くは「一兵卒」に徹し、その後、管代表のたっての願いで「代表代行」に就任していた。
 “豪腕”小沢氏にとっては、最後の止まり木である。腕の見せところである。当面の任期は管前代表の残り任期の9月までであるが、今夏の参議院選挙を勝てば、長期政権が開けてくる。
 “参議院のドン”青木幹雄参議院幹事長は「民主党は水と油の混ざった政党、この夏の参議院選挙で民主党が敗北すれば、分裂する」と発言した。その可能性は大いにある。もしそうなったら、自民党の独裁政権、専横政治が始ってしまう。日本も政権交代可能な、二大政党時代をようやく迎えようとしているのに。
 その後、小沢一郎氏は正式就任を前に国民年金未加入があったとして代表を辞退、代わって“カタブツ”岡田克也幹事長が18日に代表に就任した。

衆議院総選挙、民主党惨敗!結党以来の危機 平成17年 9月20日)

 9月11日に投・開票された、衆議院総選挙は自由民主党が歴史的大勝利で212→296議席と激増、公明党は34→31議席と微減、史上空前の巨大与党が誕生した。一方、野党は民主党が177→113議席と激減、政権交代の野望が打ち砕かれたどころか、一転して結党以来の危機を迎えた。閣僚経験者や党幹部等大物議員が相次いで落選した。象徴的なのは東京の小選挙区の結果だ。管直人前党首以外は全滅した。枕を並べて討ち死にだ。党分裂の可能性さえ指摘される危機的状況だ。
 今度の選挙結果は投票率が67.5%と上昇した事に加え、無党派層の票が比較的多く自民党に流れた事による。従来は無党派層は民主党に流れる傾向が強かったが。今回は民主党よりは若干少ないが、ほぼ匹敵する得票を得た。小泉首相の「郵政改革を実現すれば構造改革が実現し、小さな政府を実現する」という幻想に踊らされて、自民党に追風が吹いてしまった。小泉首相は「自民党をぶっ壊す」と言って首相になったが、逆に「民主党をぶっ壊してしまった」。
 今度の民主党が敗北した原因の一つに連合・労働組合とのしがらみが有る。この事によって郵政民営化法案に対案を出せなかった。この点を小泉首相に追求されても強く反論できなかった。そこを国民に見透かされた感じだ。支援を受けても、お返しをしない。大所・高所に立って判断し、国益を第一に考えるべき。各支援組織に利益を誘導してはならない。連合等支援組織側もその観点に立ち“金は出しても口は出さない”や、ボランティアの理念“報いを求めず、他人に尽くす”の意識が重要だ。
 二大政党は絶対必要だ。閉塞状況に陥った時、傲慢になった時、それに替わり得る受け皿が必要。これによって、政治に緊迫感・緊張感が出てくる。米国では共和党と民主党、英国では労働党と保守党がそれで、互いに切磋琢磨、しのぎを削っている。これで日本の民主政治は5年は停滞する事になる。

民主党、前原誠司新執行部発足 平成17年 9月23日

 17日に投票された、民主党代表選挙で前代表の管直人氏を破った前原誠司新代表は、鳩山由起夫元代表を幹事長に起用する、新執行部を決定し、20日の両院議員総会の承認を受けて正式発足した。 その他、幹事長代理に玄葉光一郎氏、政調会長に松本剛明氏、政調会長代理に直嶋正行氏、国会対策委員長に野田佳彦氏、国会対策委員長代理に藤村修氏、選挙対策委員長に安住淳氏を各々起用した。
 前原誠司新代表は、松下政経塾出身で、京都2区選出の衆議院議員、当選5回で43歳の若さ。民主党の「次の内閣」(ネクスト・キャビネット)の防衛庁長官。党内切っての安保政策通で右寄りの人物で論客の一人。代表選では「解党的出直し」、「労組との決別」等を訴え、管直人氏を2票差で破って新代表となった。

民主党、小沢新執行部で再生なるか 平成18年 5月31日

 “似せメール”事件に端を発し、前原執行部は責任を取って辞任し、代わって4月7日に小沢一郎氏を代表に選出しました。“小沢効果”は早くも表われ、4月12日投・開票された、衆議院千葉7区補欠選挙では、太田和美氏が当選しました。更に、低落傾向だった支持率にも歯止めがかかり、一時は消えかかった“二大政党”も現実味を増してきました。
 民主党役員人事

  最高顧問        羽田 孜
  代 表         小沢 一郎
  代表代行        菅 直人
  副代表         広中 和歌子、山岡 賢次、高木 義明、赤松 広隆
  幹事長         鳩山 由紀夫
  政策調査会長      松本 剛明
  国会対策委員長     渡部 恒三
  常任幹事会議長     川端 達夫
  選挙対策委員長     安住 淳
  総合調整局長      平野 博文
  役員室長        細野 豪志
  組織総局長       大畠 章宏
  国会対策委員長代理   荒井 聰
  代議士会長       小平 忠正
  参議院議員会長     江田 五月
  参議院幹事長      輿石 東
  参議院国会対策委員長  平田 健二

民主党、鳩山政権誕生に伴う新執行部 平成21年11月12日

 鳩山政権誕生に伴って前幹事長の岡田克也氏は外務大臣に起用、新幹事長に小沢一郎氏が就任した。
 民主党役員人事

  最高顧問       羽田 孜 
  代表         鳩山 由紀夫 
  幹事長        小沢 一郎 
  幹事長職務代行    輿石 東 
  筆頭副幹事長     高嶋 良充 
  国会対策委員長    山岡 賢次 
  国会対策委員長代理  三井 辨雄 
  常任幹事会議長    前田 武志 
  総務委員長      奥村 展三 
  選挙対策委員長    石井 一 
  財務委員長      佐藤 泰介 
  組織委員長・企業団体対策委員長 細野 豪志 
  広報委員長・国民運動委員長 小川 敏夫 
  常任幹事(北海道)  石川 知裕 
  常任幹事(東北)   玄葉 光一郎 
  常任幹事(北関東)  山根 隆治 
  常任幹事(南関東)  米長 晴信 
  常任幹事(東京)   阿久津 幸彦 
  常任幹事(北陸信越) 一川 保夫 
  常任幹事(東海)   山下 八洲夫 
  常任幹事(近畿)   滝 実 
  常任幹事(中国)   柚木 道義 
  常任幹事(四国)   中谷 智司 
  常任幹事(九州)   岩本 司 
  両院議員総会長    松本 龍 
  参議院議員会長    輿石 東
  参議院幹事長     高嶋 良充
  参議院国会対策委員長 平田 健二 

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