6.園芸の事、EMの事 (平成10年 4月22日、9月22日、13年12月31日、、16年 7月30日、18年 2月26日)

誰でも出来るベランダ園芸
 わが家は集合住宅ですが、ベランダに植木鉢や発砲スチロールの箱を並べて雑草を育てています。植物図鑑に名前が載っていないのでとりあえず雑草としていますが、何れ名の有る由緒正しい植物と期待しています。毎朝水を撒く時“おはよう、元気かい?”と声を掛けています。NHKのラジオ番組「ラジオ深夜便」で女性アナウンサー(確か河村陽子アナ)はその中のコーナー「草木との対話」で“植物にも動物にも人間の心は通じるんですね”と語っています。更に“誉めるといいポーズを作ってくれる”と。その通りだと思うので、可憐な花を咲かせてくれると“ちれいちれい”(綺麗綺麗の意)と誉める事にしています。いいポーズを作ってくれているかどうかは分かりませんが。育てている雑草は4種類と何処からか飛んできた植物が少々です。ベランダなので制約が多いのですが、10種類にして春夏秋冬四季折々、色とりどりに常に何かが咲き乱れる様にしたいと思っています。
 園芸に興味を持つ事になったきっかけは、琉球大学の比嘉照夫教授の著書「地球を救う大変革」を読んでからです。これ以来生ごみを堆肥として再利用する様になりました。生ごみに有用微生物(EM)入りのぼかしをふりかけて密閉しておくと発酵してやがて有機肥料となるのでこれを土に混ぜます。又生ごみが発酵する過程で茶色い液肥が出来るのでこれを水で薄めて散布します。このEMを農業に応用したのがEM自然農法です。

生ごみ処理ばけつ
EM入りぼかし
EM自然農法は異常気象に強い
 EM自然農法は冷害、干ばつ、水害等異常気象にも強いです。平成5年(1993年)の冷害では東北地方の農家は壊滅的な打撃を受けましたが、EM自然農法は被害が少なかった事実があります。これは朝日新聞に当時大きく掲載されていたので知っている人も多いと思います。秋田のある農家で慣行農法とEM自然農法の両方実施していて、慣行農法では前年の1割位しか収穫が無かったが、EM自然農法では前年の8割位も収穫出来たのです。この農家は偶々両農法を実践していたので客観的な比較が出来ましたが、EM自然農法を専門に実践していた農家ではもっといい成績となっています。
 私はこのEM自然農法産玄米をこの数年食べています。この米はミネラル分が豊富で抗酸化作用に優れています。EM自然農法産玄米は消費者が考える程高くはありません。一般米の2ー3割り増しといったところです。

微生物を利用した農法は他にも有る
 EM菌を利用した農法は琉球大学の比嘉教授の提唱ですが、他にも同様な農法として元京都大学の小林達治助教授の提唱している、光合成細菌と完熟堆肥を組み合わせた方法が有り、平成5年凶作の時もやはりEM農法同様周囲の不作を尻目に豊作となっています。でもEMの利点は生ごみを発酵させて堆肥として活用出来る事です。これによって生ごみが減量し環境汚染が幾分なりとも防げます。

EM菌は発酵促進微生物と成長促進微生物が共存
 微生物と聞くと安全性に疑問を抱く方も稀におられると思います。確かに微生物には恐ろしい病原性細菌も存在しますが、EMで使用しているのは、主に発酵させる種類と生育させる種類です。発酵微生物は麹、酵母、乳酸菌等で人類が数千年前から食品に利用していますね。味噌、醤油、酒、酢、バター、チーズ、パン、納豆、漬物等です。生育促進微生物は光合成細菌、窒素固定菌等で空気中の二酸化炭素や窒素を糖やアミノ酸に換えて成長を促進します。そもそも微生物無くしては人間の生存は有り得ません。人間の腸には善玉、悪玉、日和見の3グループで約100種類、100兆個もの微生物(腸内細菌)が生息していると言われています。その善玉の代表はビフィズス菌、悪玉の代表はウエルシュ菌です。

抗酸化物質の塊、EM−x
 EM−xは有用微生物群EMが生み出す各種の生理活性物質やミネラルを主成分とした飲料水です。いわばEMから抽出したエキスで抗酸化物質の塊です。成分はミネラル40種類、フラボノイド、ユビキノン、ニコチン酸アミド、L−アラニン、L−グルタミン酸、リコピン等です。
 人間が呼吸で体内に取り込んだ酸素は、一部が何等かのエネルギーを受けて不安定な活性酸素となります。これが安定になろうとして体内にある不飽和脂肪酸と結び付き、過酸化脂質を作り、成人病や老化を促進します。また遺伝子を傷付けたり、様々な害を及ぼします。これが酸化と言う現象(サビは酸化現象)です。抗酸化物質はこれを未然に防いでくれます。
 活性酸素は強力な酸化作用で殺菌作用となり、いい面もありますが、環境汚染も手伝ってこれが過剰に作られてしまい、各種障害となります。

排気ガス低減の切り札、EM−z
 EM−zは、EM−x同様、EMの作り出した抗酸化物質です。
 EM−xをベースにしてより起電力を高め、エネルギーや電子伝達がスムーズに行われるように作られたもので、その作用によって比較的低温で完全燃焼する特性があります。その為、省エネ効果が高く、騒音も著しく減少します。
 又、EM−zに含まれる抗酸化物質は触媒的な作用も強く、炭化水素や一酸化炭素、窒素および硫黄酸化物の発生を著しく抑制するとともに、強い抗酸化作用を発揮しますので、機材の坊錆効果や劣化防止に顕著な効果があります。

海外で活躍するEM (平成15年6月13日)
 EMは国内よりむしろ国外で有名ですが、独立して間もないは東ティモールでのPKO活動でタイ軍の活動が新聞に紹介されていました。
民生支援競う各国、東ティモール 2003- 5- 7(水) 朝日新聞朝刊
    −進化するPKO、菌を携え堆肥作り、タイ軍−

 東ティモールのPKOには現在7ヵ国から3800人の兵員が派遣されている。
2002年5月の独立後、治安は概ね安定しているが、
支配層だったインドネシア人が引き揚げ、国造りを担う人材が極端に不足している。
 タイ軍は、「EM菌(有用微生物群)」を携えて農村に入り、堆肥作りの指導に当たる。
EM菌を水に溶かして散布すると、土壌の有機物を分解して肥料となる。
EM菌は日本で開発されたが、タイ王室の機関が肥料用に応用開発したバイオ技術だ。
 「“市場経済に負けない農業を根付かせなさい”、とプミポン国王から指示されています」。
CMA(シビル・ミリタリー・アフェアーズ)を担当するピタック中尉は言う。
農業や医療の専門家を配置した「ラブ・アンド・ピース作戦」。
農業指導、医療活動、青少年育成が3本柱だ。
診療と併せてマラリアやエイズ等の予防衛生の講習をする。
働き手には農業指導、女性には保険衛生、子供や若者を集めてゲームやスポーツを教える。
看護師が伝統衣装に着替え、タイ・ダンスを踊って座を盛り上げる。
足立・神明の垳川浄化作戦 (平成15年12月25日)
 足立区神明にある垳川をEM菌によって浄化しようとする作戦が、足立区まちづくり公社ニュース『ときめき』に紹介されていました。
 足立区まちづくり公社ニュース『ときめき』 平成15年[2003年]12月15日号vol.234
トラスト助成受けました!!、神明の垳川浄化作戦
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『ときめき』記事より

 足立区の東北端、埼玉県八潮市に接して流れる垳川(がけがわ、約2km)を、EM(有用微生物群)菌を使って浄化しようと、今年6月から住民ぐるみの「垳川ジャブジャブ大作戦」が行われ、その浄化活動に「あだちまちづくりトラスト」助成金が使われました。
 この作戦を発案したのは、既に六町1丁目で荒れ地を農園に変える環境活動をしている「足立グリーンプロジェクト」(平田裕之代表)。
平田代表(30)は、EM菌が全国の海や河川の水質浄化で活躍している事を知り、ヘドロが堆積し汚れている垳川で実践したものです。
 流域の7自治会、町会に呼び掛けて、鈴木久雄神明上町会会長を代表とするプロジェクトチームを結成。
7月6日(日)から毎日曜日毎の、EM菌と赤土を混ぜたEMだんご作りと垳川への投げ入れ行動には、300−400人の住民が参加。
 水質調査は、区立13中有志が継続して行っていますが、
「臭いが無くなってきた」、「目視でも、ヘドロが15cm程減った」等の経過が寄せられています。
平田さんは「川は自分達のものだ、という意識を住民が持ち始めた事が大きいですね」と話しています。
「垳川ジャブジャブ大作戦」のホームページはhttp://jabjab.greenproject.net/

足立・神明の垳川浄化作戦 続編 (平成16年 2月23日)
 足立区神明にある垳川をEM菌によって浄化しようとしている作戦が、今度は平成16年1月20日発行の『足立朝日No.118』に紹介されていました。
 特集チャレンジ環境問題として、幾つか取り上げられており、そのうちの一つとして「垳川ジャブジャブ大作戦」も掲載されていました。
 「垳川ジャブジャブ大作戦」

 鈴木久雄代表(神明上町会会長)率いる同大作戦プロジェクト(平田裕之事務局長)は、善玉菌の塊であるEM菌を投入して、垳川を再生させる大事業。 同プロジェクトが、区内7自治会・町会、地域活動団体、第13中、一般市民、足立民等2200人と協働で、昨年27000個のEM団子と約70トンのEM2次発酵液を投入した。 真夏に大集団が川に団子を投げる姿は、川向こうの八潮市民には不気味に映ったらしく、警察や市役所に連絡もあったそうだ。
 その必死の活動が実を結び、当初測定器で19cmの透視度が、現在53.5cmへと上昇。まとめとして第13中で開かれた地元報告会には、夜間にも関わらずや区80人が出席。課題として生活排水の流入、流れの無い川のため、落ち葉がヘドロとして溜まる等が残っているが、目的であったヘドロ減少、悪臭除去と共に「住民参加型による地域住民の意識改悪」に成功した。来年も継続する。

足立・神明の垳川浄化作戦 続続編 (平成16年 7月30日)
 足立区神明にある垳川をEM菌によって浄化しようとする作戦が、足立区まちづくり公社ニュース『ときめき』に紹介されていました。
 足立区まちづくり公社ニュース『ときめき』 平成16年[2004年] 7月15日号vol.248

  トラスト助成受け 神明、六木の住民が結集! EM団子づくりやとぎ汁発酵液で浄化!
  今年も「垳川ジャブジャブ大作戦」やります!
 足立区の東北端、埼玉県八潮市に接して流れる垳川(がけがわ、約2km)を、 EM(有用微生物群)菌を使って浄化しようと、
昨年6月から住民ぐるみで始った「垳川ジャブジャブ大作戦」が今年も「あだちまちづくりトラスト」助成金を申請し、規模を広げてスタートしました。
 この作戦は、六町1丁目で荒れ地を農園に変える環境活動をしている「足立グリーンプロジェクト」(平田裕之代表)が呼びかけたもの。
EMは全国の海や河川の水質浄化で活躍、ヘドロが堆積し汚れている垳川での実践となりました。 昨年は7〜9月に5回投げ入れ、ヘドロの厚さが10cmほど減少。 今年も、流域の7町会、自治会でプロジェクトチーム(会長・鈴木久雄神明上町会会長)を結成。 6月13日(日)から毎日曜日毎に、EM活性液の配布やEMだんご作りを行い、同月27日(日)の垳川への第1回投げ入れ行動には150人の住民が結集。 また、水を浄化する空芯菜(野菜)をイカダ上で育てる活動も。今回の作戦には区立六木小、13中の子供達や、八潮市の「八潮の川を綺麗にする会」も参加。 NPO活動を研究する独協大学の高松ゼミの学生は、8月7日(土)、8日(日)に13中で行う「夏休み親子環境教室」の企画・運営を担当します。 「垳川ジャブジャブ大作戦」のホームページはhttp://jabjab.greenproject.net/

私と環境、生命の循環の再生を (平成18年 2月26日)
 平成18年2月26日の朝日新聞の「なにわの海の時空館館長、石浜紅子さん」の記事に“EM”の記述が有ったので紹介します。
私と環境、生命の循環の再生を

 その土は手でつかみあげると、もろもろと崩れていった。やや粘り気を含んでいるものの、握り締めても固まることはなく、細かな粒子になって肌や衣服を黄色く染める。色も触感も、化粧品のパウダーファウンデーションそのものだった。
 中国黄土高原でのことであった。
 この地方はかって森林地帯だった。万里長城建設のためのれんがを焼くために、森林が伐採され、さらに気候の変化によって砂漠化が進んでしまった。春先などに、時折、日本の空を黄色く染める黄砂はここから風に乗り飛んでくる。
 人々は岩盤質の山肌に横穴を堀り、そこに住居をつくる。わずかばかりの果樹園に、乾燥に強い品種を作り生計をたてている。作物の育つ土のある場所は少ない。土を、大地を、蘇らせ、人間が生計をたててゆくために、ただひたすら苗木を植え、下生えとなる雑草の種をまく。松など強い品種を植えても根付くことは稀である。むしろ枯れることによって、その苗木の細い根や種が地中に残り、有機質を助け、土を再生させる効果があるという。
 アフリカ大陸のビクトリア湖のほとりウガンダ共和国にチャト村はある。主だった産業をもたないこの村から、技術教育の協力要請が日本にきた。工業発展のめざましい首都へ出稼ぎにゆくための技術がほしいと。しかし地方からの出稼ぎ労働者を、すべて受け入れるだけの雇用はなく、首都周辺にスラムが形成されつつあった。
 村に入ったボランティアワーカーは、村人と、なぜ、出稼ぎに行きたいのか根本から考えてみた。村に産業が無いから。農村なのだが、思うように収穫が上がらない。
 それならば、村から住民が離れなくてもよいように農業を改革すればよい。今、この村ではEM(有用微生物群)を使った土壌意改良に取り組んでいる。何世代ものあいだ、自分たちで耕してきた村の大地への回帰は、人同士のつながりをも再生させつつある。
 地中の微生物から植物へ、地上のヒトへ、動物たちへ....そして、また地にかえる。ごく当たり前に繰り返されてきた生命の循環を再生させることが環境の再生であり、人間の再生なのかもしれない。
有用微生物の原液、EM−1
抗酸化物質の塊、EM−x
排ガス低減の切り札、EM−z

プールがきれいになる!酸っぱい臭いのEM菌 (平成23年 5月19日)
(2011年5月19日17時09分 読売新聞)

EM菌の培養液を流し入れる児童たち 6月初旬のプール開きを前に、福岡県苅田町立苅田小(山田雅明校長、543人)は、プール清掃に有機微生物群(EM菌)を利用し、環境を考える取り組みを始めた。  児童たちは18日、菌の利用を呼びかけている住民団体の会員から助言を受けながら、菌の培養液を流し入れた。  EM菌は、長期間、使っていないプールの壁面や底などに付着するぬめりを分解する働きがあり、水質浄化に多く利用されている。  町の自然環境を考える団体「かんだ環境会議」(松岡麻利子会長、34人)が3年前から、プールの清掃用にと、町内の全8小中学校にEM菌を配布。これまでは教諭らが清掃に使ってきたが、同小PTAは今年度、児童も含め、菌の知識を深めようと団体に指導を願い出た。  4月末、会員4人が同小を訪れ、児童や保護者計約30人に、「薬品でプールを洗っても、その水が流された川が汚れることになる。EM菌は河川の汚泥も分解する」などと効果を説明。その後、全員で、EM菌の原液と水などを混ぜて、500リットルに培養する作業を行った。  この日は、美化委員会の5、6年生15人が培養液の色や臭いを確認した後、バケツを使って流し込んだ。6年生の児童(11)は「酸っぱい臭いが印象的だった。本当にきれいになるのか楽しみです」と話した。  同小によると、薬品を使っていた際は、水あかや藻を落とすのに3時間以上かかったこともあったが、事前にEM菌を入れると、清掃時に汚れが簡単に取れ、1時間半ほどで済んでいるという。今年は、プール開き直前に清掃する予定。(古野誠)

EM関連の出版物
 EMに関して大変多くの書物が出版されておりますが、その一部を紹介します。[所有]となっているのは私の所有している書物です。
  「地球を救う大変革」 比嘉照夫著(サンマーク出版)1993.10 [所有]
  「地球を救う大変革2」比嘉照夫著(サンマーク出版)1994.7 [所有]
  「地球を救う大変革3」比嘉照夫著(サンマーク出版)1997.5
  「EMのすべて」(有効微生物群)農業富民別冊 富民協会・毎日新聞社 1994.1
  「EM環境革命」 比嘉照夫監修(総合ユニコム) 1994.12 [所有]
  「EM産業革命」 比嘉照夫監修(総合ユニコム) 1995.7
  「EM医学革命」 比嘉照夫総監修、田中茂監修(総合ユニコム) 2000. 9[所有]
  「Eco Pure」エコ・ピュア21号「NO MORE 合成洗剤」 EM情報室 1997.12
  「食養生」小澤博樹著(総合ユニコム)1996.10 [所有]
  「蘇る生命」田中茂著(総合ユニコム)1996.6
  「蘇る未来」比嘉照夫著(サンマーク出版)1996.6
  「EM−xが生命を救う」田中茂著(サンマーク出版)1998.6 [所有]
  「医学大革命・EM−x 」( EM−Xを考える会編)1997
  「比嘉照夫のすべて」エヴァ・ブックス(サンマーク出版)1998.10

EM関連リンク
 EM関連商品は株式会社「イーエム・ジャパン」で取り扱っています。この会社のホームページの初期版は私が無料で作成していました。興味のある人はホームページを是非見て下さい。このホームページから上記のぼかし等の園芸関連商品やEM自然農法産玄米やEM−xを注文する事も出来ます。
 EMを使って栽培した野菜はいろんな処から注文出来ますが、その一つ生産者グループ「石岡緑の会」を紹介します。

株式会社イーエムジャパンのHP
   http://www.emj.co.jp/

生産者グループ「石岡緑の会」のHP
   http://www.dab.hi-ho.ne.jp/ookura/

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