15.自己免疫疾患、闘病記 2019年 (令和 1年12月30日)

 私の自己免疫疾患の難病「天疱瘡」体験を公開します。同様な病気に罹かった人の参考になれば幸いです。私の症状は「尋常性天疱瘡」の中でも重症の部類に入ると思います。説得力を高めるために写真を多用していますです。

記載項目一覧
平成31年(西暦2019年)
 □2月上旬、ステロイド服用累計が82,000mg突破、“ステロイド性廃人” (平成31年4月18日)
 □3月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院 (平成31年4月18日)
 □4月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院 (令和 1年5月12日)
 □5月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院、大腸内視鏡も (令和 1年6月23日)
 □6月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院 (令和 1年11月22日)
 □7月上旬、右目「後発白内障」手術受けるが、改善せず (令和 1年11月22日)
 □8月下旬、ステロイド服用累計が84,000mg突破 (令和 1年11月22日)
 □11月下旬、抗体価改善し、7月以降は入院回避 (令和 1年11月23日)
 □12月上旬、ステロイド服用累計が85,000mg突破 (令和 1年12月30日)
 □12月下旬、抗体価改善続き、ステロイド減量直前か (令和 1年12月30日)

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2月上旬、ステロイド服用累計が82,000mg突破、“ステロイド性廃人” (平成31年4月18日)

 平成12年(西暦2000年)8月からステロイド「プレドニン」を服用開始し、2月7日(木)で遂にステロイド服用累積が82,000mgを越えた。5mg錠剤では16,400錠。体重50kg台の劇痩せとしては許容限度を越える量。ステロイドは副作用の塊なので、体重1kgで1mgが1日の服用限度。体重50kgで50mg、体重70kgで70mg。なので、標準体重70kgの人では110,000mg服用ぐらいのダメージになる。次から次へと副作用の合併症が出て、“ステロイド性廃人”になった。そんなに服用している人は日本に居ないだろう。

 難病掲示板のヘッダー部
 西暦2000年夏から、自己免疫疾患「尋常性天疱瘡→落葉状天疱瘡」(特定疾患)に、再燃を無数に繰返しステロイド累計が82,000mg(16,400錠)を越え副作用がぁ..難病で苦しんだ挙句副作用でボロボロになり身体障害者
 定期受診科目は、@皮膚科、A眼科、B(糖尿病)代謝内科、C循環器内科、D整形(脊椎)外科、E呼吸器内科、他に候補はF神経内科、G腎臓内科
 現在の合併症は、@筋萎縮症(ミオパチー):低い椅子から自力で立上がれないA糖尿病:血糖値が推定600で毎食後3時間半運動要、B高脂血症、C動脈硬化症、D高血圧症:血圧230、E狭心症、Fブルガダ症候群:突然死の心電図、G不整脈(心室性期外収縮)、H骨粗鬆症:4年連続腰を圧迫骨折、I頚椎損傷:首が潰れ45度前傾・神経損傷、首を強く動かせない、J脊椎・腰椎側弯:脊椎が弓状&S字湾曲・身長が年間1cm縮む・歩行困難、K頚椎症性神経根症:頚椎損傷の影響で左腕に激痛・劇痺れ・麻痺&他不快な症状、L白内障&後発白内障、M慢性腎臓病:機能低下で蛋白質摂取50g制限中、N両腎萎縮:両方の腎臓が約2cm萎縮、O皮膚癌(基底細胞癌):2013年7月除去手術、Pアスペルギルス症:肺に黴菌が棲息、死亡率が50%以上、Q細菌感染症:免疫力低下で細菌感染が相次ぐ、R左足親指爪グロムス腫瘍:平成27年12月から左足親指爪下に腫瘍が出来て押したり当たると激痛、S左腕関節炎:平成28年1月より常時1~5の範囲の痛み、腕を肩より上げると痛む、腕を前後に動かすと痛む、他に、筋肉障害、神経障害


3月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院 (平成31年4月18日)

 昨年3月、4月の「血漿交換」以降、自己抗体価dsg1は200−400で推移してきましたが、今年になって急激上昇となり、久しぶりに3月20日(水)、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院しました。
 入院翌日の4月21日(木)から退院前日まで5日間、点滴治療を受けた。そして、先月4月19日の次回入院を予約し、退院しました。仮出所、仮釈放です。

 最近10ヶ月の自己抗体価dsg1の推移を示す。
  −平成30年(西暦2018年)−
    5月28日、dsg1= 318.0 少し改善
    6月12日、dsg1= 313.0 横ばい
    7月10日、dsg1= 361.0 少し悪化
    8月 7日、dsg1= 413.0 少し悪化
    9月12日、dsg1= 376.0 少し改善
   10月 9日、dsg1= 257.0 少し改善
   11月 6日、dsg1= 253.0 横ばい
   12月11日、dsg1= 287.0 少し悪化
  −平成31年(西暦2019年)−
    1月 8日、dsg1= 444.5 急激悪化
    2月12日、dsg1= 843.7 急激悪化
 <頭部症状>
 自己抗体価dsg1が500ぐらい有るので、額や頭は皮膚症状が出る。一旦、剥がれてもやがて再燃する。

頭 H31. 2. 1
−頭 H31. 2. 1−
額 H31. 2. 1
−額 H31. 2. 1−
顔 H31. 2. 1
−顔 H31. 2. 1−
顔左から H31. 2. 1
−顔左から H31. 2. 1−
顔右から H31. 2. 1
−顔右から H31. 2. 1−
頭 H31. 2.25
−頭 H31. 2.25−
額 H31. 2.25
−額 H31. 2.25−
顔 H31. 2.25
−顔 H31. 2.25−
顔左から H31. 2.25
−顔左から H31. 2.25−
顔右から H31. 2.25
−顔右から H31. 2.25−
頭 H31. 3.14
−頭 H31. 3.14−
額 H31. 3.14
−額 H31. 3.14−
顔 H31. 3.14
−顔 H31. 3.14−
顔左から H31. 3.14
−顔左から H31. 3.14−
顔右から H31. 3.14
−顔右から H31. 3.14−

 ここで、3月入院時の出来事を1つ。

 ■点滴針が曲がり腫れと内出血

 点滴針は簡単に曲がる。左腕裏側に取り付けた点滴針から輸液が漏れて腕が腫れてきたので、点滴2日目の点滴途中で、その近くの血管に点滴針を刺すと、針が曲がり、瞬間に腫れて青く変色しました。これが4週間に渡って痛みが残り、色が残り、信じられない経過を辿りました。俺の体は異常の塊で、血管もボロボロ。

前腕部点滴痕 H31.03.22,13H
−点滴痕 H31.03.22.13H−
前腕部点滴痕 H31.03.22.15H
−点滴痕 H31.03.22,15H−
前腕部点滴痕 H31.03.23.10H
−点滴痕 H31.03.23.10H−
前腕部点滴痕 H31.03.24.12H
−点滴痕 H31.03.24.12H−
前腕部点滴痕 H31.03.25,20H
−点滴痕 H31.03.25.20H−
前腕部点滴痕 H31.03.28.24H
−点滴痕 H31.03.28.24H−
前腕部点滴痕 H31.04. 4.17H
−点滴痕 H31.04. 4.17H−

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4月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院、大腸内視鏡も (令和1年5月12日)

 先月の入院時に今回分を入院予約していたので、恒例の入院です。4月で研修医は殆ど入れ替えです。新人看護士も4名。“ピッカピカの1年生”。皮膚症状は頭部が中心で胴体に少し。

 今年になって、自己抗体価dsg1は急激に上昇し、3月には1030を記録し、それ以降は予測不能の乱降下です。今回は4月19日(金)に「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院しました。
 入院翌日の4月20日(木)から退院前日まで5日間、点滴治療を受け、そして、来月も5月24日(金)の入院を予約し、4月25日(木)退院しました。

 今年なってからの自己抗体価dsg1の推移を示す。
  −平成31年(西暦2019年)−
    1月 8日、dsg1= 444.5 急激悪化
    2月12日、dsg1= 843.7 急激悪化
    3月12日、dsg1=1030.0 急激悪化
    3月20日、dsg1= 835.4 自然に少し改善、この翌日3月21日から「ガンマー・グロブリン」治療
    4月19日、dsg1= 445.8 大幅改善、この翌日4月20日から「ガンマー・グロブリン」治療
 <頭部症状>
 自己抗体価dsg1が400ぐらい有るので、額や頭は皮膚症状が出る。一旦、剥がれてもやがて再燃する。胴体にも出ているけど省略。

頭 H31. 4. 3
−頭 H31. 4. 3−
額 H31. 4. 3
−額 H31. 4. 3−
顔 H31. 4. 3
−顔 H31. 4. 3−
顔左から H31. 4. 3
−顔左から H31. 4. 3−
顔右から H31. 4. 3
−顔右から H31. 4. 3−
頭 H31. 4.12
−頭 H31. 4.12−
額 H31. 4.12
−額 H31. 4.12−
顔 H31. 4.12
−顔 H31. 4.12−
顔左から H31. 4.12
−顔左から H31. 4.12−
顔右から H31. 4.12
−顔右から H31. 4.12−

 ここで、4月入院時の出来事を6つ。

 ■差額ベッド代が1日5,400円
今回の4人部屋の間仕切り
−今回の4人部屋の間仕切り−
 
 今回の病室は差額ベッド代が1日5,400円の4人部屋。家具調の間仕切りで区切って“準個室”という触れ込み。平成29年末までは通常のカーテンで仕切っていて、差額ベッド代が無料だった。平成30年1月から新B棟が完成し、運用開始し、それに料金体系を合わせたのだと思う。病衣(パジャマ)、タオル、バスタオル、バスマットは無料で毎日交換してくれる。洗面セットも付いている。
 今回の入院費用は難病医療券更新手続きの診断書費用を含めて47,000円だった。これは1ヶ月の生活費に相当し、年金が月額38,000円の最下層国民にとっては負担が重い。

 ■病状を公式撮影
 今回は入院初日の4月19日(金)に久しぶりに天疱瘡の皮膚症状を全身で10枚くらい撮影しました。

 ■右手薬指のエコー検査
右手指エコー H31.4.19
−右手薬指エコー H31.4.19−
右手指 H31. 4.20
−右手指 H31. 4.20−
 
 入院初日の4月19日(金)に皮膚外科の先生にエコーで診ていただいたら“何か有る”って。確定は出来ないがグロムス腫瘍かも知れないと。日増しに痛みは増している。

 ■13年ぶりの大腸内視鏡
 入院3日目の22日(月)は点滴に加えて、「大腸内視鏡」検査も有りました。前日就寝前に「液体の下剤」を服用し、早朝からは「ニフレック洗浄液」2リットルを2時間で飲んで、透明な水便にして、15時頃に呼ばれて検査室へ。
 検査室では下半身の下着は脱いでお尻の開いたパンツに着替え、お尻に「グルカゴン」注射し、“まな板の鯉”状態に。
 まず、左を下に横向き。ガスを送り込むのでお腹が張って苦しくなるので出してくれと。検査中、おならがブーブー鳴りっぱなし。一緒に水便が出ないか心配になる。
 結果、ポリープを5個除去しました。この傷は金属クリップで止めるんだそうです。そのうちに剥がれて排出すると。
 翌日の大便は赤い出血が混じっていました。
 この検査は13年ぶりだけど、当時と方法がいろいろ変わっていました。検査結果は後日外来で。

 ■採血結果が悪化
 アルブミンと血球関係(白血球、赤血球、血小板、ヘモグロビン)が4月19日(金)に入院してから急激に下がったまま。そして、死亡率の高いアスペルギルス抗原抗体反応が陽性に転換してしまった。先日の「呼吸器内科」診察で陰性が続いているので診察間隔を半年に伸ばした直後だったのに。かなりショック。
血液検査 H31. 4.24
−血液検査 H31. 4.24−
 
 <抜粋すると(数値の後の“L”は低過ぎる、“H”は高過ぎる)>
           3/20  4/19  4/22  4/24 
  アルブミンalb  3.6L  3.5L  2.6L  2.6L
  カリウムk     4.2   3.9   3.4L  3.5L
  白血球wbc    6.2   6.6   3.7   3.9
  赤血球rbc    430L  414L  344L  334L
  血小板plt   16.2  17.3  12.9L 11.8L
  ヘモグロビンhb 14.1  13.8  11.6L 11.2L
  アスペルギルス抗原 0.3   1.8H   −これは院外検査項目で別紙−

 ■血糖値が悪化
 今回は立って膝屈伸運動しながらパソコン使用は出来なかった。通常は起床の6時から就寝の22時まで立ってパソコン使用する。
 差額ベッド代の無い部屋だと、個人荷物整理用のキャビネットがあり、これが高さ130cmぐらい。この上にキャビネット備え付けの洗濯籠を横向きにし、この上にパソコンを乗せると、画面が顔の高さになり、首を前傾しないでいい。
 今回はそれが出来ないのでベッドに腰掛け、ライティング・デスクでパソコン使用。運動量は激減。
 <抜粋すると>
   4/19(金)  x、  x、118、  x、135、190 −合格−
   4/20(土)101、  x、103、  x、178、223 −不合格−
   4/21(日) 92、  x、108、  x、126、192 −合格−
   4/22(月) 95、  x、 84、  x、142、163 −合格− 但し、大腸内視鏡検査で朝食と昼食は抜き
   4/23(火) 79、  x、147、  x、132、289 −不合格−
   4/24(水) 89、  x、107、  x、127、205 −不合格−

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5月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院 (令和1年6月23日)

 先月の入院時に今回分を入院予約していたので、恒例の入院です。

 今年になって、自己抗体価dsg1は急激に上昇し、3月には1030を記録し、それ以降は下がってます。今回は5月24日(金)に「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院しました。
 入院翌日の5月25日(土)から退院前日まで5日間、点滴治療を受け、そして、来月も6月24日(月)の入院を予約し、5月30日(木)退院しました。

 今年なってからの自己抗体価dsg1の推移を示す。
  −平成31年(西暦2019年)−
    1月 8日、dsg1= 444.5 急激悪化
    2月12日、dsg1= 843.7 急激悪化
    3月12日、dsg1=1030.0 急激悪化
    3月20日、dsg1= 835.4 自然に少し改善、この翌日3月21日から「ガンマー・グロブリン」治療
    4月19日、dsg1= 445.8 大幅改善、この翌日4月20日から「ガンマー・グロブリン」治療
    5月14日、dsg1= 211.4 大幅改善
    5月24日、dsg1= 204.4 横ばい、この翌日5月25日から「ガンマー・グロブリン」治療
 <頭部症状>
 自己抗体価dsg1が200台に下がっても、額や頭は皮膚症状が出ている。一旦、剥がれてもやがて再燃する。

頭 H31. 6. 3
−頭 H31. 6. 3−
額 H31. 6. 3
−額 H31. 6. 3−
顔 H31. 6. 3
−顔 H31. 6. 3−
顔左から H31. 6. 3
−顔左から H31. 6. 3−
顔右から H31. 6. 3
−顔右から H31. 6. 3−
頭 H31. 6.18
−頭 H31. 6.18−
額 H31. 6.18
−額 H31. 6.18−
顔 H31. 6.18
−顔 H31. 6.18−
顔左から H31. 6.18
−顔左から H31. 6.18−
顔右から H31. 6.18
−顔右から H31. 6.18−

 <胴体症状>
 5月頃から胴体にも症状が出てきた。久しぶりにデジカメ記録。
首正面 H31. 6.17
−首正面 H31. 6.17−
首と胸 H31. 6.17
−首と胸 H31. 6.17−
背中 H31. 6.17
−背中 H31. 6.17−

 ここで、5月入院時の出来事を4つ。

 ■身長が急激短縮
 入院すると病衣(パジャマ)に着替えた後、11時頃、身長と体重を測定する。今回は前月比1.4cmも縮んだ。身長は、4月19日が165.0cm、5月24日が163.6cm。難病発病前は173.2cmだった。

 ■鐘の音
 毎日6時、12時、18時の1日3回、鐘の音が聞こえる。ここの病院には45回入院しているけど、今まで気付かなかった。上野・寛永寺だと思う。

 ■シャワー室の黴
シャワー室出窓の黴 H30.4.14
−シャワー室出窓の黴 H30.4.14−
 
 この病院の入院病棟A棟の東向きの病室はシャワールームは出窓になっていて、どの部屋も円形ゴムパッキンは黴が繁殖している。その都度、塩素系薬剤で洗浄してもらっている。この画像は以前の撮影。

 ■睡眠不足
 4人部屋だと、いびき、寝言、歯軋り、手術後の血行循環ポンプ、寝たきりの人の向き移動、トイレ音等の安眠妨害要因が多いが、今回は2人部屋。でも騒々しくて中々寝かして貰えなかった。痒みと頻尿。本人も辛いだろうけど、こっちも。

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6月下旬、「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院 (令和1年11月22日)

 先月の入院時に今回分を入院予約していたので、恒例の入院です。3、4、5、6と4ヶ月連続の入院です。

 今年になって、自己抗体価dsg1は急激に上昇し、3月には1030を記録し、それ以降は下がってます。今回は6月24日(月)に「ガンマー・グロブリン」点滴治療で入院しました。
 入院翌日の6月25日(火)から退院前日まで5日間、点滴治療を受け、次回の入院予約をせずに、6月30日(日)退院しました。

 今年なってからの自己抗体価dsg1の推移を示す。
  −平成31年(西暦2019年)−
    1月 8日、dsg1= 444.5 急激悪化
    2月12日、dsg1= 843.7 急激悪化
    3月12日、dsg1=1030.0 急激悪化
    3月20日、dsg1= 835.4 自然に少し改善、この翌日3月21日から「ガンマー・グロブリン」治療
    4月19日、dsg1= 445.8 大幅改善、この翌日4月20日から「ガンマー・グロブリン」治療
    5月14日、dsg1= 211.4 大幅改善
    5月24日、dsg1= 204.4 横ばい、この翌日5月25日から「ガンマー・グロブリン」治療
    6月11日、dsg1= 246.3 少し悪化
    6月24日、dsg1= 197.3 少し改善、この翌日6月25日から「ガンマー・グロブリン」治療

 <頭部症状>
 自己抗体価dsg1が200台に下がっても、額や頭は皮膚症状が出ている。一旦、剥がれてもやがて再燃する。

頭 H31.7.5
−頭 H31.7.5−
額 H31.7.5
−額 H31.7.5−
顔 H31.7.5
−顔 H31.7.5−
顔左から H31.7.5
−顔左から H31.7.5−
顔右から H31.7.5
−顔右から H31.7.5−
頭 H31.7.24
−頭 H31.7.24−
額 H31.7.24
−額 H31.7.24−
顔 H31.7.24
−顔 H31.7.24−
顔左から H31.7.24
−顔左から H31.7.24−
顔右から H31.7.24
−顔右から H31.7.24−

 ここで、6月入院時の出来事を3つ。

 ■グロムス腫瘍の右手薬指の爪が剥がれる
 今年3月中旬から右手薬指の爪に異常が出て、4月19日(金)にエコー検査で「グロムス腫瘍」と判断された爪ですが、入院して直ぐに遂に剥がれました。
爪が剥がれる直前 H30.6.2
−爪が剥がれる直前 H30.6.2−
爪が剥がれた直後 H30.6.24
−爪が剥がれた直後 H30.6.24−
 

 ■点滴液が逆流
 点滴初日の6月25日(火)何時も通り、立ってパソコンを使っていたら、輸液ポンプを使っているのに、点滴液が逆流し、点滴チューブが1mぐらい赤く染まりました。これに気付いて、ベッドに横になったけど、点滴の腕側8cmぐらいは赤いままで固まってしまい、点滴チューブ交換。

 ■点滴液が固まる
 点滴3日目の6月27日(木)、点滴が落ちなくなり、「閉塞」アラームが頻発。右腕の点滴挿入部で液が固まっていた。ヘパリン液を流して強制開通。


7月上旬、右目「後発白内障」手術受けるが、改善せず (平成31年11月22日)

左目「後発白内障」手術(1)とその経過

 7月18日(木)午後、左目「後発白内障」で「レーザー後嚢切開術」を受けましたが、3日経過した7月21日(日)時点てもまだ視力は改善しません。
 通常の「白内障」はレンズの役割をする「水晶体」が白く混濁して“曇りガラス”の世界になります。原因は様々ですが、俺の場合はステロイドの副作用です。白くぼやけて視力が低下します。「水晶体」は「嚢」という袋に入っています。白内障手術はこの「嚢」を残し、「嚢」前部を一部切開し、中の「水晶体」を超音波で細かく粉砕し、吸引し空にします。ここへ人工レンズを挿入します。
 この「嚢」も濁って、同様に“曇りガラス”の世界になる場合があります。これが「後発白内障」です。手術はレーザーで「嚢」の後部に穴を開けます。そうすっと視力が回復します。

 手術日は、左目に散瞳薬やら麻酔薬やらの数種類の目薬を点眼し、コンタクトレンズを装着し、レーザービーム装置に顎を乗せ、額を前の枠に当て、頭をベルトで固定し、レーザービーム開始。“バチッ・バチッ”と「後嚢」に“十字”に穴を開けていく。時間は10分ぐらい、レーザービーム照射は数えなかったけど50発ぐらい。その間、必死に目を開けていました。終わった時は“ホッ”としました。一晩経てば、“十字”に切開したのが開いて“菱形”に開いていく。明日は「飛蚊症」が強く出るとの説明が有りました。今回の処置が不充分なら次回診察時に追加処置すると。
 炎症止めの目薬「ブロムフェナク」(ブロナック)を1本処方されました。これを朝・晩の1日2回左目に点眼。
 視力は回復してないけど、無事に手術が終わったので、帰りに2−3度スキップしたけど、脚力が無いので、足は地面から浮き上がらない。

 蒸し暑いので、上半身はランニングシャツ1枚。夜になって、お腹に黒い点が写ったので黒い虫と思いお腹を叩いた。手ごたえは無かった。どうやら、「後発白内障」手術後の「飛蚊症」。

 術後直後は左目は真っ暗、5分ぐらいしたら真っ白。当日は目を開いても見えないので深夜まで左目は閉じて右目だけの生活でした。

 2日目は 朝から両目全開。でも視力は改善せず。術前と大差無く、相変わらずぼやけて見えます。後嚢を“十字”に切開したけど、まだ“菱形”にならず。線から面にならず。そして「飛蚊症」で5−6個の黒い物が飛び交ってます。「隣のトトロ」の“真っ黒クロスケ”。

 3日目(今日)は、昨日よりは視力は回復したけど、まだ劇的な改善はみられず。術前より少し改善した程度です。

左目「後発白内障」手術(2)とその経過

 昨日7月29日の検査で前回7月18日のレーザーによる左目「後嚢切開術」で後嚢が“菱形”に開かずで視力も回復指定ないので、左目「後発白内障」2回目手術を実施しました。実施前の眼圧は12。装置のトラブル等で予定より遅れて15時半頃から実施。

 前回のレーザーによる「後嚢切開術」は数えていないけどレーザービーム発射は50発ぐらい。今回は数えていて、ナント120発。
  先生「終わりました。良く耐えてくれました。」
  俺「120発ですか?」
  先生「そう、120発。これで充分でしょう。」
 ネット検索すると、一般的には10−20発となっている。それなのに、ああそれなのに。一般の10倍もの大盤振る舞い。レーザーによる「後嚢切開術」は角膜細胞が減少するので、今日の術前に検査したら左目2600あるから大丈夫!と。
後嚢切開術後状態 2019.8. 8
−後嚢切開術後状態 2019.8. 8−
後嚢切開術後状態 2019.9.12
−後嚢切開術後状態 2019.9.12−
 

 翌日になっても、左目視力はまだ改善していない。視野が歪む。


8月下旬、ステロイド服用累計が84,000mg突破 (平成31年11月22日)

 平成12年(西暦2000年)8月からステロイド「プレドニン」を服用開始し、8月27日(火)で遂にステロイド服用累積が84,000mgを越えた。5mg錠剤では16,800錠。体重50kg台の劇痩せとしては許容限度を越える量。ステロイドは副作用の塊なので、体重1kgで1mgが1日の服用限度。体重50kgで50mg、体重70kgで70mg。なので、標準体重70kgの人では118,000mg服用ぐらいのダメージになる。次から次へと副作用の合併症が出て、“ステロイド性廃人”になった。そんなに服用している人は日本に居ないだろう。

 難病掲示板のヘッダー部
 西暦2000年夏から、自己免疫疾患「尋常性天疱瘡→落葉状天疱瘡」(特定疾患)に、再燃を無数に繰返しステロイド累計が84,000mg(16,800錠)を越え副作用がぁ..難病で苦しんだ挙句副作用でボロボロになり身体障害者
 定期受診科目は、@皮膚科、A眼科、B(糖尿病)代謝内科、C循環器内科、D整形(脊椎)外科、E呼吸器内科、他に候補はF神経内科、G腎臓内科
 現在の合併症は、@筋萎縮症(ミオパチー):低い椅子から自力で立上がれないA糖尿病:血糖値が推定600で毎食後3時間半運動要、B高脂血症、C動脈硬化症、D高血圧症:血圧230、E狭心症、Fブルガダ症候群:突然死の心電図、G不整脈(心室性期外収縮)、H骨粗鬆症:4年連続腰を圧迫骨折、I頚椎損傷:首が潰れ45度前傾・神経損傷、首を強く動かせない、J脊椎・腰椎側弯:脊椎が弓状&S字湾曲・身長が年間1cm縮む・歩行困難、K頚椎症性神経根症:頚椎損傷の影響で左腕に激痛・劇痺れ・麻痺&他不快な症状、L白内障&後発白内障、M慢性腎臓病:機能低下で蛋白質摂取60g制限中、N両腎萎縮:両方の腎臓が約2cm萎縮、O皮膚癌(基底細胞癌):2013年7月除去手術、Pアスペルギルス症:肺に黴菌が棲息、死亡率が50%以上、Q細菌感染症:免疫力低下で細菌感染が相次ぐ、R左足親指爪グロムス腫瘍:平成27年12月から左足親指爪下に腫瘍が出来て押したり当たると激痛、S左腕関節炎:平成28年1月より常時1~5の範囲の痛み、腕を肩より上げると痛む、腕を前後に動かすと痛む、他に、筋肉障害、神経障害

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11月下旬、抗体価改善し、7月以降は入院回避 (平成31年11月23日)

 今年は自己抗体価dsg1が1030を記録して以降は3、4、5、6と4ヶ月連続して入院し、「ガンマー・グロブリン」治療を受けました。この効果で、症状は改善し、自己抗体価dsg1も100台に下がってきました。当面、入院の必要は無さそうです。
 皮膚症状は比較的安定し、現在は額にちょっと出ている程度です。

 今年なってからの自己抗体価dsg1の推移を示す。
  −平成31年、令和1年(西暦2019年)−
    1月 8日、dsg1= 444.5 急激悪化
    2月12日、dsg1= 843.7 急激悪化
    3月12日、dsg1=1030.0 急激悪化
    3月20日、dsg1= 835.4 自然に少し改善、この翌日3月21日から「ガンマー・グロブリン」治療
    4月19日、dsg1= 445.8 大幅改善、この翌日4月20日から「ガンマー・グロブリン」治療
    5月14日、dsg1= 211.4 大幅改善
    5月24日、dsg1= 204.4 横ばい、この翌日5月25日から「ガンマー・グロブリン」治療
    6月11日、dsg1= 246.3 少し悪化
    6月24日、dsg1= 197.3 少し改善、この翌日6月25日から「ガンマー・グロブリン」治療
    7月 9日、dsg1= 238.2 少し悪化
    8月 6日、dsg1= 204.6 少し改善
    9月10日、dsg1= 135.1 かなり改善
   10月 8日、dsg1= 130.1 少し改善

<頭部症状>
 皮膚症状は少ない。

頭 H31.11.20
−頭 H31.11.20−
額 H31.11.20
−額 H31.11.20−
顔 H31.11.20
−顔 H31.11.20−

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12月上旬、ステロイド服用累計が85,000mg突破 (平成31年12月30日)

 平成12年(西暦2000年)8月からステロイド「プレドニン」を服用開始し、12月8日(日)に遂にステロイド服用累計が85,000mg突破しました。
  ステロイド服用累計 2019.11.20
−ステロイド服用累計 2019.11.20−
 

 平成12年(西暦2000年)8月に自己免疫疾患の「天疱瘡」を発病して、ステロイド(プレドニン)を服用開始し、それ以来50mg〜5mgの範囲で服用続け、昨日遂に服用累計が85,000mgを突破しました。通常の5mg錠剤では17,000錠です。これだけ服用している人は日本には殆どいないでしょう。
 ステロイド服用制限量は体重に比例する(体重1kgでステロイド1mgが上限)ので、俺の体重が50kg台は標準体重75kgに換算したら、120,000mgぐらいに匹敵する量です。副作用が酷く、合併症は「大腿骨頭壊死」以外は殆ど出ています。ステロイドは副作用の塊。骨・神経・血液・血管・内臓・皮膚に異常。これだけ副作用が出ている人は居ないでしょう。


@筋萎縮症(ミオパチー):低い椅子から自力で立上がれない、A糖尿病:一時1日8時間運動、B高脂血症、C動脈硬化症、D高血圧症:一時血圧が230、E狭心症、Fブルガダ症候群:突然死の心電図、G不整脈(心室性期外収縮)、H骨粗鬆症:4年連続腰を圧迫骨折、I頚椎損傷:首が潰れ45度前傾・神経損傷、首を少ししか動かせない、J脊椎後弯・側弯:脊椎が弓状&S字湾曲・身長が10年で9.6cm縮む・歩行困難、K頚椎症性神経根症:頚椎損傷の影響で左腕に激痛・劇痺れ・麻痺&他不快な症状、L白内障&後発白内障、M慢性腎臓病:機能低下で蛋白質摂取60g制限中、N両腎萎縮:両方の腎臓が約2cm萎縮、O皮膚癌(基底細胞癌):2013年7月除去手術、Pアスペルギルス症:肺に黴菌が棲息、死亡率が50%以上、Q細菌感染症:免疫力低下で「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」等細菌感染が相次ぐ、R左足親指爪と右手薬指のグロムス腫瘍。S眩暈:時々、1日中目がグルグル回って起きられず。

 と、合併症のオンパレード。病気の総合商社。2年前、身体障害者手帳5級取得。ステロイド性廃人=生きる屍。自宅軟禁の終身刑。

世間の標語は俺には合わない
・人生晴れたり曇ったり→人生曇ったり土砂降ったり
・人生山あり谷あり→人生山なく谷ばかり
・人生楽ありゃ苦もあるさ(「水戸黄門」主題歌の歌詞)→人生楽なく苦ばかり
・一難去ってまた一難→一難去らずにまた一難

 入院回数は50回、累計入院日数は720日ぐらいで20年間働けず。こんな状況なので、質素な4万8千円の耐乏生活(年金は3万8千円)も加わり、ずーっと絶望でしたが、今は音楽活動で充実しています。主旋律しか載っていない楽譜を二部合唱や三部合唱にして、伴奏も自作して、初音ミクに2パート、3パート歌ってもらってます。今年1年は音楽に専念なので、今後は作曲と喉歌(ホーミー)の収録。


12月下旬、抗体価改善続き、ステロイド減量直前か (平成31年12月30日)

 今年は自己抗体価dsg1が1030を記録して以降は3、4、5、6と4ヶ月連続して入院し、「ガンマー・グロブリン」治療を受けました。この効果で、症状は改善し、自己抗体価dsg1も100ちょっとに下がってきました。90台に下がったらステロイド減量を依頼しようと思っています。現在のステロイド服用量は10.0mg。ステロイド目標は7.5mg。
 皮膚症状は比較的安定し、現在は額にちょっと出ている程度です。11月23日の状況と大差無い。病状の写真も無し。

 今年なってからの自己抗体価dsg1の推移を示す。
  −平成31年、令和1年(西暦2019年)−
    1月 8日、dsg1= 444.5 急激悪化
    2月12日、dsg1= 843.7 急激悪化
    3月12日、dsg1=1030.0 急激悪化
    3月20日、dsg1= 835.4 自然に少し改善、この翌日3月21日から「ガンマー・グロブリン」治療
    4月19日、dsg1= 445.8 大幅改善、この翌日4月20日から「ガンマー・グロブリン」治療
    5月14日、dsg1= 211.4 大幅改善
    5月24日、dsg1= 204.4 横ばい、この翌日5月25日から「ガンマー・グロブリン」治療
    6月11日、dsg1= 246.3 少し悪化
    6月24日、dsg1= 197.3 少し改善、この翌日6月25日から「ガンマー・グロブリン」治療
    7月 9日、dsg1= 238.2 少し悪化
    8月 6日、dsg1= 204.6 少し改善
    9月10日、dsg1= 135.1 かなり改善
   10月 8日、dsg1= 130.1 少し改善
   11月10日、dsg1= 107.8 少し改善

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